薬品化学研究室では、プロセス化学、有機合成化学、創薬化学、環境化学への実用的貢献を目標として活発に研究し、
60件超の特許を保有しています。
特に「安全」、「環境負荷低減」、「コスト」、「反応効率」をキーワードとした「機能性新規触媒の開発研究」は
「連続フロー合成への適用」に向けて展開させており、既に12種類の官能基選択的接触還元触媒を実用化しました。
また、ルイス酸触媒やカチオン種に注目した新しい有機分子構築法の開発と、独自に開発した方法論を応用した全合成研究にも
取り組んでいます。
なお、当研究室独自の触媒的重水素標識法は、重水素標識試薬販売?受託合成事業として実用化されるとともに、
残留農薬や医薬品代謝物定量用サロゲート化合物への応用、あるいはヘビードラッグ開発研究へと展開しています。
さらに水や炭化水素から水素ガスをメカノ反応的に取り出したり?メチルシクロヘキサンやアルコール類などの有機ケミカルハイドライドから、
マイクロウェーブエネルギーを利用したフロー連続反応で水素を取り出すなど、次世代エネルギーの創製研究にも携わっており、
地球温暖化対策に向けた実用的研究展開にも積極的取り組んでいます。
また、研究室所属で申請資格のある博士課程大学院生が、「日本学術振興会特別研究員」に採用されるなど、活発な研究?教育活動を
展開しています。
こちらも併せてご覧下さい → 岐阜薬科大学 薬品化学研究室紹介ページ
有機合成化学協会誌, 71, 405 (2013) 巻頭言
薬品化学研究室紹介動画(mp4) Chem-Station 第2回ケムステVプレミアムレクチャー 市村賞受賞記念フォーラム2022
国际足球_欧洲冠军联赛-博豪联盟6年4月1日設置予定の(仮称)次世代エネルギー化学共同研究講座の特任助教として水素?カーボンニュートラル?地球環境貢献に関連した化学反応と反応装置の開発に関連したプロジェクトを推進し、地域の環境や産業育成はもとより、グローバルな地球環境とエネルギー資源問題への貢献を果たすためのプロジェクトを推進する方を広く募集しています。
【配属部署】(仮称)次世代エネルギー化学共同研究講座(担当研究室:岐阜薬科大学薬品化学研究室) 新設時期 : 2024/4/1
【職種】特任助教相当 または 研究員?ポスドク相当
【応募資格】応募に必要な学歴?学位
【公募締切】2024年1月31日
詳細は下記応募要領、提出書類様式、提出様式(業績目録)、JREC-INをご覧ください。 |
当研究室では、「博士課程(4年制、薬国际足球_欧洲冠军联赛-博豪联盟6年制課程卒業の学生)」と「博士後期課程(3年制、国际足球_欧洲冠军联赛-博豪联盟課程修了の学生)」への進学希望者を広く募集しています。 大学院進学希望者には、現在右図のような様々な進学支援プログラムが準備されています。
また、国际足球_欧洲冠军联赛-博豪联盟課程の学生も募集しています。出身国际足球_欧洲冠军联赛-博豪联盟は全く関係なく、モチベーションと目的意識の高い学生を募集しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
興味のある方は下記へメールするか、電話(058-230-8109)でアポイントを取って直接研究室にお越し下さい。 研究室を見学したり、当研究室の学生達と直接お話ししていただくと判りやすいと思います。
<お問い合わせ先> morishige@gifu-pu.ac.jp 森重 または sajiki@gifu-pu.ac.jp 佐治木教授 まで
岐阜药科大学 药品化学研究室 (硕士课程) 学生招募、岐阜药科大学 药品化学研究室 (博士课程) 学生招募 欲了解更多信息、请点击这里→ 学生招募 |
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岐阜薬科大学博士課程紹介PV(short ver.) クリックでスタートします |
→詳細はこちら 研究概要:pdf,薬学雑誌(総説),133 (11), 1177-1193 (2013),岐阜薬科大学紀要, 60, 41-50 (2011),
化学と教育, 61(8),404-407 (2013),有機合成化学協会誌, 65, 1179-1190 (2007)
Organic Squere36,Organic Squere35 , ChemStation , Chem. Pharm. Bull. (Current Topics), 66, 21-28 (2018)
中日新聞プラス 重水素標識技術に関連した解説
4 重水素ってなんだ?:第1話:水素と重水素 ~重い水素の正体
5 重水素ってなんだ?:第2話:重水素標識化合物は簡単に作れるのか? ~重水中で生物は生存できるか?~
6 重水素ってなんだ?:第3話:重水素標識化合物の産業的?科学的有効活用法
→詳細はこちら Heterocycles,91,239-264(2015) Catalysts,5,18-25(2015) , 岐阜薬科大学紀要, 62, 57-67 (2013) , フロー接触還元
→詳細はこちら Heterocycles,90,186-197(2015)
→詳細はこちら 機械エネルギーで水から水素を製造する次世代エネルギー 読売新聞 平成29年3月15日朝刊30面
岐阜新聞 2016年12月22日(木)朝刊
中日新聞プラス 地球温暖化に関連した解説
1 地球温暖化を考える: 第1話:「米パリ協定離脱」将来の地球環境は大丈夫か?
2 地球温暖化を考える: 第2話:水素は無尽蔵で二酸化炭素フリーのエネルギー資源
3 地球温暖化を考える:第3話:水から水素を簡単に取り出す!! 次世代エネルギー製造法への挑戦
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20190217/ddl/k21/040/094000c
岐阜新聞 https://www.gifu-np.co.jp/news/20190215/20190215-114304.html
J. Synth. Org. Chem., Jpn., 77, 1070-1077 (2019)https://doi.org/10.5059/yukigoseikyokaishi.77.1070
Open Access!
2024/4/2
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/cjoc.202300570
2024/3/21
メカノケミカル有機合成を企業で活用するために 「メカノケミカル反応を利用した水から水素の抽出方法とその実用化展開」
[GS03-4] C–H活性化反応が未来の社会に与える影響と展望
○富田 直仁1、川端 将暉2、赤井 周司2、佐治木 弘尚1、井川 貴詞1
(1. 岐阜薬大、2. 阪大院薬)
[GS03-5] 2040年の社会問題解決に向けた有機合成反応の開発と将来性
○藤井 明子1、小林 貴範2、井川 貴詞1、山田 強1、佐治木 弘尚1
(1. 岐阜薬大、2. 産総研)
[29P-pm003] 連続フロー法によるアミノ酸の位置?立体選択的重水素法
○山田 強1、市原 脩太1、小林 貴範1、井川 貴詞1、佐治木 弘尚1
(1. 岐阜薬大)
[29P-pm027S] アジドからニトリルへのPd/C触媒的変換法
○北園 陽士1、櫻田 直也1、大鳥 清也1、井川 貴詞1、山田 強1、佐治木 弘尚1
(1. 岐阜薬大)
[29P-pm059S] カルボニル化合物へのパーフルオロアルキル基の導入反応
山田 強1、○熊澤 真名1、山田 雄太郎1、井川 貴詞1、佐治木 弘尚1
(1. 岐阜薬大)
[30P-pm029S] 環状炭酸エステル誘導体のメカノケミカル合成
○富田 直仁1、井川 貴詞1、佐治木 弘尚1
(1. 岐阜薬大)
[31-511-pm19] Continuous Flow Synthesis of Aryl Alkynes Using Ligand-free Heck-Cassar Couplings
○GAURAV JYOTI DUTTA KALITA1, TAKASHI IKAWA1, TSUYOSHI YAMADA1, HIRONAO SAJIKI1 (1. GIFU PHARMACEUTICAL UNIVERSITY)
2023/3/14
おめでとうございます。
2023/2/15
2024年2月15日に東京?如水会館スターホールで授賞式と受賞講演が挙行されました。
有機合成化学協会賞(学術的なもの)は、有機合成化学または有機合成化学関連産業の発展のために著しく貢献する研究または発明をなした研究者を表彰するため、1959年に設立されました。多年にわたる研究成果の積み上げにより有機合成化学の体系化に貢献した個人に授与されます。
受賞の対象となった業績は「重水素標識化合物合成法の開拓:水素による白金族不均一系触媒活性化の発見とその展開」で重水素科学を大きく発展?展開させた業績が高く評価されました。岐阜薬科大学からは初の受賞です。
First atroposelective Chan-Lam coupling for the synthesis of C-N linked biaryls
M. Ishida, R. Adachi, K. Kobayashi, Y. Yamamoto, C. Kawahara, T. Yamada, H. Aoyama, K. Kanomata, S. Akai, P. Y. S. Lam, H. Sajiki, T. Ikawa
Chem. Commun. 2024, 60, 678-681.
2024年2月10日に岐阜放送テレビスタジオで授賞式が挙行されました。
岐阜新聞大賞は、岐阜県内で学術、産業、教育文化、匠(職人)部門などで顕著な業績を上げ、郷土の発展に寄与した個人や団体に贈られます。これまでに本学の多くの教員が受賞しています。 佐治木教授の受賞は、学術的には有機合成?プロセス?創薬?触媒?環境化学の基礎と実用化を両立した研究を推進し、有機合成化学や触媒開発、さらにはカーボンニュートラルに役立つ研究成果を挙げてきました。また、日本プロセス化学会会長や岐阜県環境審議会会長を始めとして、学会や公的機関の様々な役員を歴任し、地域社会の振興に貢献しています。これらの業績が受賞の対象となりました。
(岐阜新聞 2024年1月30日朝刊掲載)
2023/12/16
佐治木先生、おめでとうございます。
Grant for Overseas Travel Expense of Laboratry of Organic Chemistry, Gifu Pharmaceutical University
岐阜薬科大学薬品化学研究室では
以上のことを目的として、 薬品化学研究室在籍の優れた学生を、海外で開催される国際会議に発表者として派遣しています。
岐阜薬科大学 薬品化学研究室 海外渡航助成 応募要項
(pdf.87KB)
岐阜薬科大学 薬品化学研究室 海外渡航助成 申込書
(word.40KB)
緊急時には以下の避難経路を使用して脱出するように試みること。エレベーターは絶対に使用しないこと。
頭部保護のため、研究室に備え付けの防災折りたたみヘルメットを必ず着用すること。
<避難経路1>
北側(医国际足球_欧洲冠军联赛-博豪联盟側)の階段を使用して1階に出て、溶媒庫側の出口から脱出する。
<避難経路2>
西側(メイン)の階段を使用し、1階に出て、正面玄関から脱出する。
可能なら
*コンセントを抜く
*水を止める
その他詳細はこちら(PDFファイル334KB)をご覧ください。
また、下の図をクリックすると拡大します。
薬品化学研究室での有機溶媒の処理方法については、下記PDFをご覧下さい。
本学危険物倉庫における当研究室の保管?申請状況
厚生労働省が定めた「労働基準法第64条の2」および「女性労働基準規則第2条」に基いて、内容量が半分になったハーフ缶溶剤を導入しています。
溶媒を運搬する際に、容器の転倒や破損防止ケースを使用しています。
薬品化学研究室メンバーページはこちら
10% PD/C(Ph2S)触媒 製品名:SGS-10DR |
(左)Pd/C(en)触媒
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(左)Pd/C(en)触媒 (左から 5% 5g, 10% 5g, 5% 25g)
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エヌ?イー?ケムキャット株式会社より 市販中 |
和光純薬工業株式会社より 市販中 詳しくはこちらをご覧ください
和光純薬時報OrganicSquare_vol77,No.3 (2009)(pdf.1.45MB)
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